

知っているようで知らない、
老人ホームの基礎知識。
4ステップ!サービス付き高齢者向け住宅の失敗しない選び方
4ステップ!サービス付き高齢者向け住宅の失敗しない選び方
サービス付き高齢者向け住宅は、介護の必要なく生活は送れるものの、生活支援を受けながら安心して暮らしたいという方向けの施設です。見守りサービスが付随する賃貸住宅という位置づけであり、設備や追加で受けられるサービスの内容は施設によって異なっています。そこで今回は、サービス付き高齢者住宅選びにおいてチェックしておきたいポイントと、選択の進め方について見ていきましょう。
目次
サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際にチェックしたい5つのポイント
自分らしい生活を安心して送りたいという高齢者に人気のサービス付き高齢者住宅ですが、利用者にあったサービス付き高齢者住宅を選ぶためには、施設や環境をしっかりとチェックしておく必要があります。施設を選ぶ基準となる、重要なポイントは以下の5つです。
- ① 立地
- ② 費用
- ③ サービス内容
- ④ 居住環境
- ⑤ 一般型か特定施設の認定を受けた介護型か
それぞれのポイントを詳しく確認してみましょう。
サービス付き高齢者向け住宅の選び方①立地
サービス付き高齢者住宅では、地域の中での自立した生活となるため、立地や施設周辺の生活環境をみておくことが必要です。通常の住宅探しと同様に、周辺に日用品の買い物ができる店舗や医療機関、金融機関があるかなどの利便性をチェックしておきましょう。また、行き来のある家族の居住地が近いかどうか、利用者本人が住みたいエリアであるかなどのポイントにも注意します。
サービス付き高齢者向け住宅の選び方②費用
サービス付き高齢者住宅は賃貸借契約が基本のため、かかる費用は家賃や光熱費が中心です。ただし、敷金・礼金は施設により大きく異なりますので、注意が必要です。また、食費など追加サービスに関しても、利用した場合にどの程度の費用となるかを概算しておくと役立ちます。
介護サービスが必要となった場合には、その費用もプラスされますので、余裕を見ておきたいものです。なお、施設内スタッフから介護が受けられる介護型(特定施設)の場合には利用権契約となっている場合もあり、一般型よりも費用が高額となる傾向です。
また、費用の支払方法には月払い方式と前払い方式があります。月払いには大きな初期費用がかからないかわりに長期になると支払額が多くなる、前払いには入居時の負担は大きいものの、長期では割安になるという特徴がありますが、短期の場合には割高となる例もみられます。費用の支払方法や制度についても確認しておきましょう。
サービス付き高齢者向け住宅の選び方③サービスの内容
サービス付き高齢者住宅で義務付けられているサービスは、安否確認と生活相談の2つです。そのほかの食事や介護、生活支援のサービスについては、施設によって対応状況が異なります。利用者が必要と感じているサービスがどの程度カバーされているかをチェックしておきましょう。介護保険サービスの事業所が併設されていると安心です。
サービス付き高齢者住宅は生活相談員が常駐となっていますが、夜間については警備会社の通報システムを利用している施設もあります。より安心を望むなら、24時間スタッフが常駐しているかもチェックしておくべきポイントです。また、介護サービスや医療サービスとの連携状況にも注意しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅の選び方④居住環境
部屋の広さや共有施設の状況についても確認しておきましょう。サービス付き高齢者住宅の登録を受けるには、床面積やバリアフリーなどの条件がありますが、共用部分など細かい部分については施設により異なります。明るく快適に過ごしやすい設備環境であるかに加え、豊かな生活のための娯楽スペースがあるかなども見ておくとよいでしょう。
また、スタッフの雰囲気や衛生的な環境であるかも暮らしやすさに影響します。見学や体験の際にはこれらについてもしっかりと観察しておきたいものです。
サービス付き高齢者向け住宅の選び方⑤一般型か特定施設の認定を受けた介護型か
サービス付き高齢者住宅には、介護が必要となった場合に自身で外部の介護サービスを手配しなければならない一般型と、特定施設の指定を受け施設スタッフから介護サービスを受けられる介護型の2種類があります。
一般型の場合、施設によっては介護度が進んだり、認知症が出てしまったりした場合には、退去しなければならない規約となっている場合もあります。一生住み続けたいと考えている場合には、特定施設であることを条件に入れておいたほうがよいでしょう。看護師が常駐している場合には、看取りにも対応できます。
失敗しないサービス付き高齢者向け住宅選びの4ステップ
満足できるサービス付き高齢者向け住宅を選ぶには、十分に調べ、比較検討することが大切です。次の4つのステップに沿って選択を進めていくと、失敗がありません。
- ① 情報収集
- ② 条件の絞り込み
- ③ 現地見学・体験入居
- ④ 条件の最終確認
ステップ①:情報収集
まずは、どのような施設がありどのようなサービスが受けられるのか、サービス付き高齢者住宅に関する情報を広く集めます。
インターネットや電話を通じた問い合わせ・資料請求
施設に関する情報を知りたいときは、インターネットのポータルサイトや施設のサイトから資料請求や問い合わせを行うとよいでしょう。
担当のケアマネジャーに相談
すでに介護や介護支援を受けている場合には、担当のケアマネジャーに相談してみるのもひとつの方法です。ほかの介護施設の入居待ちの間にサービス付き高齢者住宅を利用するケースもあるため、参考となる情報が聞けるでしょう。
ステップ②:条件の絞り込み
情報がある程度集まったら、絶対に譲れない条件、できれば満たしておきたい条件など優先順位を決めて該当する施設をピックアップします。優先順位は、先にあげた5つのチェックポイントを参考に考えてみましょう。現状だけでなく、将来的なことも想定して検討することが大切です。
ステップ③:現地見学・体験入居
希望に近いサービス付き高齢者住宅が見つかったら、現地に足を運び、見学や体験入居を行います。施設の清潔感や職員の雰囲気、周囲の生活環境などは、実際に体験してみないとわかりません。時間や手間を惜しまないようにしましょう。
現地見学や体験入居の際は、1つに限定せずに複数の施設を見て回ることがポイントです。複数を比較することでサービスの質の差が明確になります。また、施設の責任者や入居者などから直接話を聞いてみることも、運営姿勢などがわかり参考になります。
ステップ④:条件の最終確認
現地見学や体験入居での結果を踏まえたうえで条件の最終確認をして、入居を決めます。契約関係の書類には細かい点まできちんと目を通しましょう。また、わからない点がある場合には、そのままにせず遠慮なく尋ね、解決しましょう。
十分に検討して納得のいくサービス付き高齢者向け住宅選びを
介護が必要でない、元気なうちから利用することになるサービス付き高齢者向け住宅は、長く住むことも十分に想定して選びたいものです。優先したい条件を明確にしたうえで、十分に検討して施設を選択しましょう。