ご入居者のこれまでの暮らしを尊重し、継続できるよう支援する。
安心して穏やかに過ごせる認知症ケアを提供します。
point 1ご入居者を受け入れることから始めるケア
徘徊や妄想など認知症の行動・心理症状には必ず意味があると考えられている。一見すると不思議な行動に見え、周囲が怒ったり否定したりすることにより、本人はますます不安を感じ、その結果さらに認知症を進行させてしまうケースも少なくない。そのため、"なぜその症状が起こっているのか"を考えることが重要になってくる。
「ベストライフ町田図師の杜」では、症状の原因を知るために、その人を理解し、その人の世界を大切にするという考えの下、ご入居者の心に寄り添いながらまずは「受け入れる」ことから始めるという。
ご入居者のこれまでの人生を尊重しながら、認知症の行動・心理症状を受け入れ、信頼関係を築いていくことが、より良いケアをするための第一歩であると考えている。
また、「ベストライフ町田図師の杜」で行われているレクリエーションやイベントも、健康維持や介護予防と言った意味合いだけではなく、ご入居者の興味や関心を探るために重要だという。
歌う、観る、動く、聴くといった"楽しみ"を感じることで脳が活性化し、認知症の改善にもつながるという。そのため、書道やフラワーアレンジメントのほか、お花見、納涼祭、クリスマス会などのイベント、外部講師を招いたチェアエクササイズ、音楽療法等を多数開催し、新たな交流や趣味が育まれる場を積極的に提供している。
point 2生活リズムを整え、馴染みの暮らしを続ける
認知能力が低下すると、環境の変化に戸惑い、不安や寂しさから不穏な状態になるケースが少なくない。
認知能力が低下すると、自己管理をする能力が衰え、生活リズムが崩れやすくなる。その結果、不眠や昼夜逆転、情緒不安定になる等の認知症の行動・心理症状が起こる原因に繋がる。
こうした実情を踏まえ、「ベストライフ町田図師の杜」では、ご入居者の"生活リズムを整える"ことを大切にしている。
具体的には、毎日午前中に健康体操を行い、午後は日替わりでカラオケや貼り絵などを行い、レクリエーションを通して日中を活動的に過ごすことで、夜にぐっすり就寝できるようになるという。
ご入居者が認知症を発症するまでに送っていた"当たり前の暮らし"を大切に、規則正しい生活を継続させること、そしてご入居者同士のコミュニケーションの場をつくることで、精神の状態を整え、ご入居者が穏やかな毎日を過ごせるよう努めている。
point 3ご家族の声
父は認知症から度々徘徊をするようになり、家族での介護に限界を感じていました。
父と私たち家族の双方が健康に過ごせるようになるために、施設への入居を考える中で「ベストライフ町田図師の杜」を知りました。
父が認知症になってから、在宅で介護サービスを色々と利用しましたが、本格的に施設への入居を決断するまでは、悩みや苦しみがありました。
しかし、実際に「ベストライフ町田図師の杜」へ入居してからは、面会に伺うといつもスタッフの皆様が明るく挨拶して下さり、父が「ベストライフ町田図師の杜」でどのような生活を送っているのかを詳しく教えて下さったので、いつも安心して帰宅することができました。
認知症状が進み、父が亡くなるまでの1年間は寝たきりとなってしまいましたが、スタッフの皆様の介護がなければ、長生きはできなかったのではないかと思います。父にとって「ベストライフ町田図師の杜」で過ごした3年間は幸せであったと思います。本当にありがとうございました。(ご家族より)